中国・カナダ FTA手詰まり 首脳会談、本格協議入り合意に至らず (1/2ページ)

 自由貿易協定(FTA)締結に向けた本格的な協議入りを目指し中国を訪問したカナダのトルドー首相と李克強首相の会談が4日北京で行われたが、合意には至らなかった。カナダ高官はトルドー首相の訪中最終日の7日までに本格協議が始まる可能性も残されていると説明した。

 実現可能性は検討

 トルドー首相は、カナダ側が望む、広範で先進的な協定が交渉での一つの障害であり、両国が貿易協定で合意に達することができると自信を深めた場合に限り、正式協議を開始する意向だと示唆した。

 両首相は予定されていた人民公会堂での共同記者会見をキャンセル。その後予定は二転三転した。最終的に姿を現した両首相は発表した短い声明で、気候変動や低炭素化に向けたクリーン成長での協力を誓ったほか、わずかな合意内容と予備的交渉の継続に言及した。

 トルドー首相は「カナダと中国の包括的貿易協定の締結に向け、予備的協議を続ける」と表明。李首相は交渉の手詰まり感を示唆しつつも、「両国関係はいわゆる黄金時代に突入した」と持ち上げ、引き続きFTA締結に向けた予備的協議、実現可能性の検討を行うと説明した。「人権、法規範やその他複数の課題も協議した。さまざまな国の事情があるため、これらの問題を双方が検証すべきだ。中には同じ目線とはいかない問題があっても極めて当然のことだ」と語った。

内向きの姿勢で混乱