暫定予算措置は22日まで 米共和党指導部、下院保守派に同調せず

 米共和党ライアン下院議長ら下院共和党指導部は5日の会合で、連邦政府の暫定予算と債務上限引き上げ期限が8日に切れ、9日に政府機関閉鎖に陥る事態を回避するための暫定歳出法案を22日までの2週間の措置にすると説明した。下院保守派グループ「下院自由議員連盟」は2週間超の暫定措置を求めていた。

 5日の会合では異論が噴出。出席した共和党議員によると、ライアン下院議長ら指導部は、下院自由議員連盟の2週間超の暫定措置には上院が抵抗を示していると説明したという。

 下院自由議員連盟は4日夜、暫定予算措置を30日までとすることに支持を得られない場合はトランプ大統領の税制法案の進展を阻止すると表明。同連盟のメンバーであるジョーダン議員は記者団に対し、これにより、暫定法案に他の法案を付加したいと考えている上院議員への保守派の影響力は強まるだろうと語った。

 コリンズ上院議員(共和)は医療保険制度改革法(オバマケア)の保険市場を支援する法案が通過するかどうかで税制法案への投票を決めるとしている。しかし下院自由議員連盟は、この保険市場を支援する法案をオバマケアの救済と見なしている。

 コーニン共和党上院院内幹事は「クリスマスと新年の間の週をめちゃくちゃにするだけとしか思えない」として、上院は22日までの法案を推し進めると述べた。

 下院共和党指導部は議員らに、22日までの暫定措置への共和党議員の支持がどの程度なのかを見極めると語った。同党指導部が各議員の見解を調べる中、下院議事運営委員会は22日までの暫定法案の本会議採決を準備するため、5日の会合を延期した。

 下院歳出委員会の共和党メンバー、ロジャーズ議員は下院共和党議員の大多数は22日までの暫定措置を支持していると語った。(ブルームバーグ Erik Wasson、Laura Litvan)