グーグル、再びアマゾン遮断 通販中止 ユーチューブ視聴で対抗

「ユーチューブ」へのアクセスが遮断されたアマゾンの音声認識機能付きスピーカー機器「エコー・ショー」。競合分野で同社とグーグルのさや当てが相次いでいる(ブルームバーグ)
「ユーチューブ」へのアクセスが遮断されたアマゾンの音声認識機能付きスピーカー機器「エコー・ショー」。競合分野で同社とグーグルのさや当てが相次いでいる(ブルームバーグ)【拡大】

 米アルファベット傘下のグーグルは5日、同社が運営している動画共有サービス「ユーチューブ」を視聴する際に、アマゾン・コムのメディアストリーミング機器を利用できなくすると発表した。アマゾンがグーグル製品からの「アマゾン・プライム・ビデオ」の視聴を認めていないことや、通販サイトでグーグル関連会社、ネストの一部製品の取り扱いを中止したことへの対抗措置だとしている。

 グーグルは同日、タッチスクリーンが付いたアマゾンのスマートスピーカー「エコー・ショー」からユーチューブへのアクセスを遮断した。アマゾンの「ファイアTV」セットトップボックスでも来年1月1日からユーチューブが視聴できなくなる。

 グーグルは「われわれは互いの製品・サービスを消費者が利用できるよう、アマゾンとの合意に向け努力してきた」と説明した。

 これに対しアマゾンも声明を発表し、「エコー・ショーとファイアTVは現在、ユーチューブのウェブサイトを表示しており、利用者が直接ユーチューブの既存サイトに向かうように誘導している。グーグルは開かれたウェブサイトへの顧客のアクセスを選択的に遮断するという残念な先例を作っている。できるだけ早期の解決を望む」と述べた。

 グーグルは9月にもエコー・ショーでのユーチューブ視聴は利用規約に違反しているとしてエコー・ショーからユーチューブへのアクセスを遮断し、11月に再開した。これに対し、アマゾンは11月に通販サイトでのネストの最新製品の取り扱いを中止した。

 グーグルとアマゾンはともにハードウエアやインターネットサービスに参入し、過去数年でスピーカーやホームセキュリティー商品など、新たな家庭用機器を複数導入。クラウド・コンピューティングや音楽ストリーミングサービスなどさまざまな分野で競合している。(ブルームバーグ Mark Gurman)