クアルコムがPC用半導体 市場再参入、インテルの牙城崩し狙う

 携帯電話向け半導体世界最大手の米クアルコムは5日、新たなパソコン向け半導体を開発し、同市場に再参入すると発表した。新半導体を搭載する端末は、1回の充電で一日中接続を維持できるという。

 クアルコムは同日ハワイ・マウイ島で開いたイベントで、台湾の華碩電脳(エイスース)や米HPのマイクロソフト「ウィンドウズ」搭載ノートパソコンを披露した。これらの端末は、携帯電話向け半導体を通じて無線接続を行い、バッテリーは1回の充電で数日間持続可能だと説明した。

 新たな機能付加が、ノート向け半導体市場でのインテルの牙城を崩すための鍵となる。インテルの同市場でのシェアは90%を上回る。クアルコムは、スマートフォン向け半導体を搭載するパソコンが大半のユーザーの日常ニーズをカバーし、インテルの半導体を搭載する端末より利点があると主張している。

 クアルコムは、同社の半導体を搭載するパソコンが1回の充電で25時間超の通常使用が可能だと説明。同様の半導体を搭載する端末は、テストでは約7時間で充電が切れたという。同分野でその他の唯一の半導体メーカーは米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ。(ブルームバーグ Ian King)