アジアの億万長者総資産額、米超え目前か (1/2ページ)

 アジアで大富豪が急増している。スイス金融大手UBSと大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が先ごろ発表した報告書によると、2016年末時点の保有資産が10億ドル(約1124億6000万円)を超える億万長者(ビリオネア)の数は、中国が牽引(けんいん)役となりアジアが初めて米国を上回った。

 ビリオネアの総資産額は前年比17%増の6兆ドルで、米国がそのうち2.8兆ドルを占めトップを維持した。だが、アジアで次々と新たなビリオネアが生まれていることから、UBSとPwCは、今後4年以内に同地域が総資産額でも米国を上回る可能性があるとみている。大富豪らの保有資産の伸びはMSCI世界株価指数の8.5%増を大幅に上回る。

 16年に新たに億万長者となった人の4分の3は中国かインド国籍だった。アジアのビリオネア数は117人増の637人で、一世代で富を築いた人の資産額は相続により億万長者となった人よりも速いペースで伸びていた。米国の億万長者は25人増の563人、欧州は前年とほぼ変わらず342人だった。

 ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、世界の富豪上位500人の保有資産は今年に入って19%増加し、10月25日時点で総額5.2兆ドルと推定される。

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