中国社債、大幅下げは序章 トップ運用者「流動性逼迫は改善せず」 (1/2ページ)

 中国本土の社債相場は11月下旬までのところ、月間ベースで2年ぶりの大きな下げを記録している。しかも、これは始まりにすぎない可能性もある。中国で最高の成績を上げている債券ファンドの運用者は、国債利回りに対する社債利回りの上乗せ幅が2018年に一段と拡大する可能性があるとみている。

 習近平総書記(国家主席)が10月の共産党大会を経て権力基盤をさらに固めた後、当局は膨れ上がった企業債務の削減に向けた取り組みを一層強化している。当局がレバレッジ抑制の追加措置を発表するとの見通しが広がる中、金融機関は現金を手元に抱え込んでいる。それが短期金融市場の借り入れコストを押し上げつつある。

 Eファンド・マネジメントの債券ファンド投資ゼネラルマネジャー、張清華氏は「流動性逼迫(ひっぱく)に改善が見られないことからすると、クレジットスプレッドは来年拡大する可能性が高い」と指摘した。

 ブルームバーグが継続調査する資産30億元(約510億円)以上の中国の債券ファンドの中で、同氏が運用する「Eファンド・ステーブル・バリュー・ボンドA」のリターンはプラス15%でトップだ。