【東京市場の注目銘柄】(7日)日本電算、2.6%高

 ≪モーター好調、業績予想上方修正≫

 ■日本電産(6594) 前日比2.6%高の1万5650円、メリルリンチ日本証券は、目標株価を1万5000円から1万7600円に変更。既存車載用モーターの実績を活用した電気自動車(EV)向けトラクション・モーター事業の中長期成長に注目、足元の車載や家電・商業・産業用モーター事業の好調を踏まえ業績予想を引き上げた。仏自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)との合弁設立も欧州・中国市場でのトラクション・モーター拡大の強力な橋頭堡(きょうとうほ)になり得るとの見方を示した。

 ■NTN(6472) 2.1%安の525円。野村証券は投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を700円から600円に下げた。自動車向け事業は米国での需要鈍化や新規案件減少に直面、産業機械や補修向け事業は生産再編に需要急増が重なって歩留まりが悪化していると指摘した。

 ■田淵電機(6624) 16%高の326円。インドのデリー近郊などで配電事業を展開するタタグループのTPDDLと太陽光発電蓄電システム運用の実証試験プロジェクト推進について基本合意したと7日に発表した。

 ■旭化成(3407) 5.4%高の1414円。SMBC日興証券は目標株価を1360円から1550円に上げた。エチレン設備の定修規模拡大や原燃料価格上昇の影響を、セパレーターや着用型自動除細動器「ライフベスト」の拡販、アクリロニトリルなどのマージン拡大が上回るとした。

 【建設】 大林組(1802)が3.7%高の1485、大成建設(1801)が2.5%高の6110円、清水建設(1803)が1.9%高の1259円など。クレディ・スイス証券は、建設会社は潤沢な受注残による増収効果で2019年3月期も堅調な業績が続くとみる。

 ■千代田化工建設(6366) 6.6%安の740円。SMBC日興証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に下げ、目標株価は640円から610円に見直した。会社は米LNGプロジェクトが黒字案件と説明しているが、同プロジェクトの引き渡し時期は少なくとも9カ月以上遅れ、さらに追加費用が発生する可能性があるとみる。

 ■寿スピリッツ(2222) 6.4%高の5670円。傘下のケイシイシイがYahoo!検索対象2017で「ルタオ チーズケーキ(ドゥーブルフロマージュ)」がお取り寄せ部門賞を受賞した。同賞は、前年と比べ検索数が最も急上昇した製品に贈られる。

 ■ヤマトホールディングス(9064) 2.7%高の2326円。11月の小口貨物取り扱い実績で宅急便は前年同月比5.4%減の1億5122万4343個。野村証券は平均単価が12.4%上昇したと指摘、個数は費用管理しやすいように抑制され、個数の下落以上に平均単価が上昇し、印象はポジティブとした。

 ■鳥貴族(3193) 6.2%高の3255円。11月の月次売上高は、既存店が前年同月比5.3%増と2カ月ぶりにプラス、客数が0.5%増とやや回復、客単価は4.7%伸びた。10月は値上げの影響で既存店売上高が3.8%減だった。(ブルームバーグ)