ネトフリ、メディア帝国を築く野望 グッズも視野、新たな流行生まれるか (1/4ページ)

 米動画配信大手ネットフリックスのリード・ヘイスティング最高経営責任者(CEO)はファッションリーダーなどではないが、最近の投資家向け動画で着用していた服は新たな流行となりそうだ。

 190カ国で一括配信

 ヘイスティング氏が恥ずかしげに着ていたのは、ネットフリックスの大人気オリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」をモチーフとしたクリスマス用セーターだ。超常現象に遭遇する中学生を描いた同ドラマのファンは、赤色のニット地に白い文字とクリスマスらしい明かりがデザインされたこのセーターを米小売りチェーンのターゲットで34.99ドル(約4000円)で手に入れることができる。ネットフリックスは、番組関連グッズを求めるファンが今後ますます増えていくと見込んでいる。

 同社が自主制作の政治ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で上質なテレビドラマの発信地としての地位を確立し、エミー賞を受賞したコメディー「マスター・オブ・ゼロ」で一流の放送局としての真価を発揮したのなら、「ストレンジャー・シングス」は同社が多面的なメディア帝国を築く野望を抱いていることの最初の兆候だ。第2シーズンは10月27日に190カ国で一括配信されたが、このドラマで大いに稼ごうとする取り組みは始動したばかりだ。

成功の兆しが見えた途端に最優先事項に変わる