仮想通貨お手並み拝見 米でビットコイン先物開始 歓迎と懸念 (1/3ページ)

 米取引所大手CBOEグローバルマーケッツは10日夕(日本時間11日朝)、インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」の先物取引を開始した。ビットコインはこれまでの現物取引に先物が加わることで、利用拡大が期待される。

 同日の取引では個人投資家を中心に買い優勢となった。新規上場の先物が支持を集めるには大抵、時間を要するため出来高が伸びない可能性もあるとのCBOEの予想に反し、当初の取引高は予想を上回った。先物1月限は1万5000ドル台で始まった後、一時25%値上がりした。香港時間午後0時57分(日本時間同1時57分)の出来高は約2300枚。

 一時中断場面も

 開始の2時間半後と4時間後には、CBOEがあからじめ定めた値上がり率を超えたため、規定により先物取引を一時中断する場面もあった。また、CBOEのホームページにアクセスが集中して一時閲覧できないトラブルなどが生じたものの、このほかは目立った混乱は起きていない。米グレース・ホール・トレーディングのマネジングパートナー、ジョー・バン・ヘッケ氏は「時間がたてば相場は安定するだろう」とみている。

 規制された取引所での先物取引の導入はプロのトレーダーや主流投資家によるビットコイン投資を容易にする基盤になり得るとして注目されている。ビットコイン取引はこれまで、ほとんど規制がない市場のリスクを引き受けることに前向きな個人投資家が主導してきた。

ビットコインは個人投資家を中心に需要が急増