仮想通貨お手並み拝見 米でビットコイン先物開始 歓迎と懸念 (2/3ページ)

 TFグローバル・マーケッツのチーフ・マーケット・アナリスト、ナイム・アシュラム氏は同日の相場について、「これまでの出来高をみたところ、そこそこの需要があってそれが価格を押し上げている」とみる。また、「市場が定着すれば、プロのトレーダーがCBOE、CMEグループの先物と現物価格の裁定取引を行うようになり、価格の有効性が改善される。今後、トレーダーが裁定取引も始め、投機的な動きで相場は勢いづくだろう」と前向きにみている。

 一方、DVチェーンのギャレット・シー最高経営責任者(CEO)は「すべてのブローカーが初めからビットコイン先物を扱うわけではないため、現時点で先物取引をしたくても、なかなか市場に参入できない人がいる」と指摘。「取引に際して求められる高い資本要件や厳しいリスク制限も市場参入の障壁となる」と分析する。

 一部に嘆きの声

 しかし、今年だけでもビットコインは個人投資家を中心に需要が急増。年初から1600%上昇しており、バブルを懸念する声も根強い。ただ、投資家の一部からは「こうした上昇相場を指をくわえてみているだけというのもつらい」と嘆きの声もある。

誰もが先物取引を歓迎しているわけではない