【マネー講座】《NISAを学ぶ》(4)〈ジュニアNISA〉教育資金の準備に使える (3/4ページ)

 確かに、子どもが来年大学進学を控えているというときに、大学授業料に充てるべき資金を株式や株式投資信託で運用するのは適当ではないと思います。しかし、まだ子どもが8歳や3歳のとき、10年後や15年後の大学授業料に充てるお金についても、本当に価格変動リスクを取った運用をすべきでないと言えるでしょうか。

 この点を考える際、参考になるのは、大学授業料の推移です。次の図表は、東京都区部の法律・文学・経済関連の学部の大学年間授業料(平均値)の過去40年間の推移です。

 過去40年間、大学授業料はほぼ右肩上がりで推移してきました。1975年時点では国立大学で年間3万6000円、私立大学でも年間15万3000円であった大学授業料は、2016年には国立大学でも年間53万5800円、私立大学では年間75万122円まで上昇しました。

大学授業料の増加の背景にあるのは、物価上昇と国からの補助金の削減です。今後の物価や国の文教政策がどのように変わるか(大学無償化が実現するのか否か)は分からない面もありますが、10年後、15年後を見据えると、大学授業料が現在より大きく上昇している可能性も十分に考えられるのです。

「心理的な歯止め」を期待