安倍晋三首相「ずばり3%以上の賃上げ」 経団連会合で経営トップに直接要請

経団連の会合で3%以上の賃上げを要請する安倍晋三首相=26日、東京都千代田区(平尾孝撮影)
経団連の会合で3%以上の賃上げを要請する安倍晋三首相=26日、東京都千代田区(平尾孝撮影)【拡大】

 安倍晋三首相は26日、東京都内で開かれた経団連の審議員会であいさつし「ずばり3%以上の賃上げをお願いしたい」と述べ、大手企業の経営トップらに賃上げ実施を直接要請した。

 首相は「長年の懸案であるデフレ脱却実現のため、経済の好循環を力強いものにしなくてはいけない」とし、これまで3%としていた賃上げ要請を3%以上に踏み込んで強調した。

 経団連は、来年1月に取りまとめる経営側の春闘の指針「経営労働政策特別委員会報告」に、首相からの3%賃上げ要請について「社会的な要請」として書き込む方針。

 この日の審議員会では日銀の黒田東彦総裁も講演。「過去の経験では、人手不足の困難を乗り越えていく過程で個々の企業が生産性を高め、経済全体の成長力を高めてきた」と指摘し、賃金の引き上げや設備投資の重要性を訴えた。