【東京市場の注目銘柄】(26日)しまむら 5.1%安

 ≪天候不順の影響で秋冬物苦戦≫

 ■しまむら(8227) 前日比5.1%安の1万2420円。2017年3~11月期(3四半期累計)の営業利益は前年同月比11%減の351億円だった。10月の台風による天候不順の影響などもあり秋冬物の販売は苦戦した。18年2月期計画は前期比4.9%増の512億円を据え置き。みずほ証券は販売が弱含んで推移する中、計画を据え置いており先行き不透明感が残る決算だったと指摘。12月度の既存店売上高が前年同月比0.2%減となるなど通期計画達成のハードルは高いと予想した。

 ■高島屋(8233) 3.8%高の1188円。3~11月期(3四半期累計)の営業利益は前年同期比5.6%増の217億円だった。インバウンド需要好調などで主力の百貨店事業が2桁増益となった。SMBC日興証券は、百貨店の売り上げ好調が寄与した好決算と評価。インバウンドや富裕層消費に加え国内中間層の売り上げの戻りもあるとみて同証業績予想を増額。雇用環境の安定や給料など労働環境の見通し改善で消費の「質」への回帰が出ており百貨店業界は追い風局面に入ったとみる。

 ■パルコ(8251) 1.2%安の1599円。3~11月期(3四半期累計)の営業利益は前年同期比23%減の96億6000万円だった。ショッピングセンター渋谷パルコの一時休業や千葉パルコの閉店、大津パルコも8月に閉店した影響などで売上高が減った。

 ■タキヒヨー(9982) 1.8%安の2306円。18年2月期の営業損失予想を4億6000万円から7億円に下方修正、赤字が拡大する見通しとなった。婦人服や紳士服の製造・販売などを手掛けており、トレンド追随型となっていた企画やデザインの見直しを進めたが売上高は低迷。物流コストの増加なども利益を圧迫する。

 ■ストライク(6196) 5.6%安の5050円。9~11月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比8.8%減の2億3300万円だった。M&A(企業の合併・買収)仲介業務を手掛けており、前年同期にあった大型案件の反動減で成約単価が下落、事業拡大に向けた積極的な採用で人件費が増加したことも影響した。

 ■シミックホールディングス(2309) 9.2%高の2036円。発行済み株式総数の2.94%にあたる55万株、10億円を上限に自己株式を取得する。期間は26日から18年7月20日まで。

 ■古河電気工業(5801) 2.1%安の5550円。SMBC日興証券は、エネルギーインフラ事業は付加価値製品へのシフト、一段の選択と集中が必要だと指摘。電力会社が老朽化した電力ケーブルの代替を行うと予想するが、建設現場での人員不足で電線需要が予定通り盛り上がるかは不透明とみる。

 ■KHネオケム(4189) 5.4%高の2901円。機能性材料事業の主力製品である冷凍機油原料の生産能力を増強するため新規製造設備を建設する。中国をはじめとする新興国でのエアコン市場の拡大やオゾン層破壊や地球温暖化に配慮した冷媒へのシフトに伴い冷凍機油原料の需要が伸びていることに対応する。総投資額は75億円。

 ■オハラ(5218) 3.8%高の3535円。極低膨張ガラスセラミックス「クリアセラムーZ」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超低高度衛星技術試験機「つばめ」に搭載される小型高分解能光学センサーのミラーとして採用された。

 ■象印マホービン(7965) 15%高の1209円。18年11月期の営業利益は前期比9.9%増の86億円と計画した。ゴールドマン・サックス証券は、恒例の減益ガイダンスと対照的に今期営業利益は増益計画で、ボトムアウトへの意気込みを感じると指摘。創立100周年記念配当による年間1株22円から30円への増配はポジティブサプライズとの見方も示した。

 ■ラクオリア創薬(4579) 8.6%高の1691円。17年12月期の営業損失予想は2億9800万円と従来計画の7億9100万円から赤字が縮小する見通し。同社が創製した選択的ナトリウムチャネル遮断薬について、マルホ(大阪市)とライセンス契約を締結、これに伴い契約一時金、マイルストーン(開発進捗(しんちょく)に応じた目標達成報奨金)収入、ロイヤルティー収入を計上。臨床試験の遅延、経費削減も寄与する。

 ■シグマ光機(7713) 9.5%高の2090円。18年5月期の営業利益予想を9億6000万円から前期比32%増の12億円に増額すると25日に発表した。スマートフォンやIoT(モノのインターネット)に関連する半導体や電子部品、FPD(フラット・パネル・ディスプレー)業界の設備投資、バイオや医療業界の研究開発投資の回復による需要が堅調で売上高が想定を上回る。

 ■オプティマスグループ(9268) 26日に東証2部市場に新規株式公開(IPO)し、初値は公開価格1800円に対し11%高の2001円。日本国内で中古自動車を仕入れ、ニュージーランドを中心に海外ディーラー向けに販売、中古車の車検・整備から海上物流の手続きなども手がける。18年3月期の売上高計画は前期比5.2%減の257億円、営業利益は0.8%増の15億8800万円。終値は2325円。(ブルームバーグ)