【東京市場の注目銘柄】(29日)キョーリン製薬ホールディングス 2.4%安 

 ≪薬価制度改革での値下がり懸念≫

 ■キョーリン製薬ホールディングス(4569) 前日比2.4%安の2112円。大和証券は、薬価制度の抜本改革は画期的新薬への配分を強めるもので、既存品や後期開発品の大半に先行する類似品があるキョーリンは、悪影響が特に大きくなる可能性が高いと指摘。新薬創出加算の対象が限定されることにより、主力製品は改定の都度薬価が下がる想定に変更し、来期以降の業績予想を下げた。目標株価は1900円から1600円に修正。

 ■田辺三菱製薬(4508) 1.2%安の2332円。大和証券は、薬価制度の抜本改革による新薬創出加算の対象変更で抗リウマチ薬シンポニー、抗鬱薬レクサプロ、糖尿病治療剤カナグルの薬価が改定ごとに下がっていくとの想定に変更、来期以降の業績予想を減額した。目標株価は2000円から1800円に変更。

 ■ラクオリア創薬(4579) 400円(21%)高の2350円ストップ高。韓国・CJヘルスケアと胃食道逆流治療薬として開発中の「tegoprazan」について、ライセンス地域拡大の契約を結んだ。CJから契約一時金を受け取るなど、収益貢献が期待された。

 ■三機サービス (6044) 13%高の1529円。11月中間営業利益は3億8100万円と従来計画2億6900万円から上振れ、前年同期比では一転41%の増益となる見通し。前期から開始した大口契約の業務で夏場に想定以上の受注があったほか、下半期に計画していた案件の受注前倒しが寄与した。

 ■広島銀行(8379) 2.5%高の981円。野村証券は目標株価を980円から1040円に上げた。6月に完全子会社化したひろぎん証券を活用した証券仲介の増加が期待でき、銀行本体でのアセットマネジメント業務への人員増強が個人向けの金融商品販売の強化に徐々に貢献するとの見方を示した。個人向けローンは、引き続き5%の高い増加を見込む。

 ■くらコーポレーション(2695) 2.2%高の6600円。いちよし経済研究所はレーティングを「B(中立)」から「A(買い)」に変更、フェアバリュー(適正株価)は6300円から8300円に上げた。国内より成長ポテンシャルが高い海外展開を評価して業績予想を増額した。

 ■一六堂(3366) 5.1%安の487円。3~11月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比3.6%増の2億2000万円と、8月中間期の同18%増から増益率が鈍化した。

 ■アダストリア(2685) 8.4%安の2279円。3~11月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比50%減の68億9000万円。在庫消化を進めたことで値下げ率が拡大、主力ブランドの広告強化や東京本部移転などに伴い販売管理費率も上昇した。

 ■立花エレテック(8159) 5.7%高の2029円。18年3月期の営業利益計画を52億円から59億円に上方修正。半導体業界の好調による半導体デバイス事業の大幅伸長、半導体・液晶製造装置関連などの設備投資需要を背景としたFAシステム事業の好調を踏まえた。(ブルームバーグ)