動作速度低下で顧客に謝罪 アップル アイフォーン旧機種

「アイフォーン4」の背面。アップルは旧機種でソフト更新により動作速度を抑えていたことを批判されていた(AP)
「アイフォーン4」の背面。アップルは旧機種でソフト更新により動作速度を抑えていたことを批判されていた(AP)【拡大】

 米アップルは28日、「iPhone(アイフォーン)」の旧機種で想定外の強制終了を防止するために動作速度などのパフォーマンスを低下させるソフトウエア変更を行ったことについて顧客に謝罪する一方、意図的に製品の寿命を短縮させようとしたことはないと言明した。

 ウェブサイトに掲載した発表によると、アップルは旧機種のアイフォーンで古くなったバッテリーが約1年前のソフトウエア更新の後にパフォーマンス問題の一因になったと説明。顧客の苦情に対応し、保証期限切れアイフォーンのバッテリー交換価格を引き下げることを明らかにした。

 アップルはソフトウエアの微調整をめぐり、「6」や「6s」のパフォーマンスを目に見えて低下させたとして相次いで訴訟を起こされている。一部訴訟では、アップルが新型で価格の高い機種に買い替えを促そうと旧機種の動作を意図的に遅くしたと訴えられた。先月発売の「X(テン)」の価格は999ドル(約11万2700円)から。

 同社は発表で「われわれはいかなるアップル製品の寿命も意図的に短くしたり、顧客が上位機種を買うよう性能を落としたりしたことは一切なく、今後も決してそうすることはない」とし、「顧客ができるだけ長くアイフォーンを使用できることを常に望んできた」と表明した。

 アップルは来年1月後半から「6」以降の機種のバッテリー交換価格を現行の79ドルから29ドルに引き下げると説明。バッテリーの状態がパフォーマンスに影響しているかどうかをユーザーが確認できるよう基本ソフト「iOS」を更新するとしている。(ブルームバーグ Alex Webb)