銀行と保険が最有望業種 金融10社ストラテジスト、米政策に期待

 ブルームバーグ・ニュースが定期的に調査対象にしている金融機関10社で、高所から全体を見渡し経済や政策のトレンドに基づいて予想を立てるストラテジストらは、銀行と保険を2018年の最有望業種に選んだ。9社が最高の評価を与えた。一方で、個別の企業についての分析を積み上げていくアナリストらは、上昇余地はほぼないとみている。ブルームバーグが定期調査する数百社の目標株価から算出すると、S&P500種金融株指数の今年の上昇率は2%未満と見込まれ、11業種中で最低だ。

 ストラテジストらはトランプ政権の政策を焦点として規制緩和と減税、金利上昇への高い期待を強気予想の根拠にしている。一方アナリストらは、融資伸び悩み、トレーディング収入の低迷、利ざやの横ばいが金融株の重しになるとみている。

 投資家が支持しているのはストラテジストだ。税制改革が実現に向けて進展し連邦公開市場委員会(FOMC)は17年3回目の利上げを実施する中、銀行株は過去3カ月に12%上昇した。ヘネシー・アドバイザーズの運用者、デービッド・エリソン氏は、アナリストは細かい点にこだわりすぎだとして、今重要なのは「この業界に投資する長期的な理由だ」と話している。(ブルームバーグ Lu Wang)