ビットコイン、買いか売りか マクロマン「18年に起こらない」8つの予測 (2/2ページ)

 (5)中国の金融システムは崩壊しない 中国金融市場の崩壊はよくテールリスクとして挙がるテーマだ。国内総生産(GDP)と対比した債務水準は経済全体で極めて高く、中国が真の市場経済国だったら崩壊の危機に陥っているだろう。だが実際はそうではなく、投資資金の大半は政府のさまざまな部門により、またこれら部門へ分配されている。中国は経済成長の減速および再均衡に取り組む見通しのため、当局は投資資金がしばらく枯渇しないようにしていく公算が大きい。

 英・EUとも譲らず

 (6)新興市場株は先進国の株をアウトパフォームしない 中国の見通しが比較的良好だと前述したが、新興市場株にとって順風満帆の1年になるとは限らない。筆者の予想モデルは、新興市場株が先進国株と同程度のパフォーマンスになることを示している。

 (7)ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱交渉に伴う苦痛から解放されない 英政府は移動の自由なしでEU単一市場へのアクセスを保つことを主張し続けているが、EUはその両方を満たすことはあり得ないとして、英国と同様、断固譲らない構えだ。19年3月のEU離脱後1~2年間、現状を維持できる「移行期間」を設定する、というのが筆者の推測だ。このことが、ポンド相場に不透明性というリスクプレミアムを織り込み続けるだろう。

 (8)ビットコインの暴落はない その人為的な要因となりそうなのは当局による規制だが、これまでのところ当局の大半はさほど懸念していない様子だ。いずれ規制に乗り出すだろうが、それは恐らく18年ではない。(ブルームバーグ Cameron Crise)

 キャメロン・クライス氏はブルームバーグに寄稿するマクロストラテジストです。この記事の見解は同氏独自のものであり、投資アドバイスを意図したものではありません。