「年末2万7000円」の強気予想も 大発会700円超す上昇 世界景気に期待 (1/2ページ)

東京証券取引所の大発会に晴れ着で参加した女性たち=4日午前、東京・日本橋兜町
東京証券取引所の大発会に晴れ着で参加した女性たち=4日午前、東京・日本橋兜町【拡大】

 日経平均株価は年明け早々、上げ幅が700円を超えた。東京市場が休場だった年末年始に発表された海外の経済指標が軒並み良好で、米国を中心とした世界景気の拡大期待が底流にある。証券大手のトップからは、年末にかけて2万7000円程度まで上昇するといった強気予想も出た。

 企業の稼ぐ力も向上

 「幸先の良いスタート。良い1年になるのではないか」。4日、野村ホールディングス(HD)の永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)は東京都内で報道陣にこう語った。大和証券グループ本社の中田誠司社長も「これ以上ないスタートが切れた」とした。

 好発進となった背景にあるのは、世界景気の拡大期待の高まりだ。3日発表された昨年12月の米製造業景況指数は予想外に前月比上昇。2日発表された中国の昨年12月の製造業購買担当者指数も上昇した。

 平均株価は4日、昨年11月から終値で何度もはね返されてきた2万3000円台を難なく回復。世界景気の拡大期待に加え、「日本企業の『稼ぐ力』は着実に向上している」(日本取引所グループの清田瞭(あきら)CEO)との見方が支えとなった。

 出口戦略に留意必要

 「年末にかけて2万7000円ぐらいは十分に可能性がある」。大和の中田氏がこう述べるなど、一段の株高を見込む声は少なくない。

平均株価に死角はないのか