【東京市場の注目銘柄】(4日)ファナック、6.4%高

 ≪米中の堅調な製造業指数を好感≫

 【設備投資関連銘柄】 ファナック(6954)は前営業日比6.4%高の2万8795円、ダイキン工業(6367)が5%高の1万3995円、三菱重工業(7011)が2.6%高の4318円など。年末年始の連休中に発表された米国や中国の製造業関連指数がともに堅調で、設備投資関連を中心とした景気敏感銘柄には業績期待を背景にした買いが先行した。

 【半導体関連銘柄】 東京エレクトロン(8035)が6.2%高の2万1660円、SCREENホールディングス(7735)が6.5%高の9820円など。米半導体工業会が3日公表した昨年11月の世界半導体売上高は前年同月比22%増の377億米ドル(約4兆2454億円)と20%超の伸びを持続した。

 ■任天堂(7974) 4.9%高の4万3210円。人気ゲーム「ポケモンGO」の開発と運営を手がける米ナイアンティックのジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)が英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、中国市場進出に意欲を示した。

 【原油関連銘柄】 国際石油開発帝石(1605)が3.4%高の1457.5円、昭和シェル石油(5002)が5.4%高の1613円など。3日のニューヨーク原油先物市場のWTI先物は3年ぶり高値水準の1バレル=62ドルに接近した。石油・石炭製品は東証1部33業種の上昇率2位。

 【銀行】 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2.5%高の847.1円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が3%高の5013円、みずほフィナンシャルグループ(8411)が2.4%高の209.5円など。大和証券の高井晃チーフアナリストは、日本銀行の金融政策変更期待から年末以降に海外勢が買いを継続、銀行株がもう一段上げる現実性は高いと指摘。今年の銀行株は有望セクターとみる。

 ■SBIホールディングス(8473) 19%高の2810円。同社が10.5%出資する米フィンテックベンチャー企業、リップルの発行する仮想通貨が日本時間4日午前に一時1リップル(XRP)=2ドル99セントと昨年12月1日の23セントから約13倍に高騰した。

 ■スパークス・グループ(8739) 9.9%高の343円。同社が運用する「未来創世ファンド」が、次世代パワー半導体製造ベンチャー、FLOSFIAと、車載用画像認識ソフトウエアを開発する人工知能(AI)ベンチャー、フィーチャに投資したと4日発表した。

 ■アダストリア(2685) 1.6%安の2242円。ドイツ証券は再成長に向けた戦略投資の成果発揮に課題があるほか、既存事業の収益性も低下していると分析。意欲的な売り上げ計画と仕入れの発注精度の課題から値引き処分が想定以上に拡大するとみる。目標株価を2800円から2400円に下げた。

 ■ブランジスタ(6176) 400円(24%)高の2065円ストップ高。子会社が運営する3Dクレーンゲーム「神の手」のスマートフォン向けアプリが昨年末に100万ダウンロードを突破。年末年始の連休中に投入したテレビCM放送で利用者が急増した。(ブルームバーグ)