【東京市場の注目銘柄】(11日)サイゼリヤ 12%安

 ≪輸入食材高騰などで営業減益≫

 ■サイゼリヤ(7581) 前日比12%安の3185円。2017年9~11月期(第1四半期)営業利益は前年同期比11%減の24億3700万円。円安による輸入食材価格の高騰や生産性悪化による労務費の上昇などが響いた。18年8月期の営業利益予想は前期比11%増の125億円を維持。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、株価へのインプリケーション(影響)はネガティブ、通期計画達成はややハードルが高い印象とみる。

 ■オリエンタルランド(4661) 6.7%高の1万945円。大和証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「買い」、目標株価を7000円から1万5000円に上げた。最大の課題だったキャパシティー不足に、マネジメントがアグレッシブに対応し始めたことを高く評価した。

 ■ソースネクスト(4344) 14%高の1380円。東海東京調査センターは投資判断「アウトパフォーム」で調査開始、目標株価を2000円に設定した。昨年12月に発売した通訳デバイス「ポケトーク」が業績を飛躍させると予想した。

 ■コロプラ(3668) 18%安の1000円。同社を任天堂(7974)が特許権侵害で東京地裁に提訴した。コロプラのスマートフォン向けアプリ「白猫プロジェクト」の生産、使用差し止めなどを求めている。

 ■東海カーボン(5301) 7.5%高の1680円。ゴールドマン・サックス証券は、目標株価は1600円から1850円に上げた。昨年12月に発表された東海カーボンの国内向け黒鉛電極の売価改訂や11月までの輸入価格の動向から、18年以降過去ピークを上回る黒煙電極の価格水準が続く可能性が高いと予想した。

 ■トクヤマ(4043) 6.5%安の3660円。ジェフリーズ証券は目標株価の3900円に到達したとし、投資判断を「買い」から「中立」に変更。今後3年間で半導体用ポリシリコンの価格は引き続き低下、石炭価格の高騰は利益に悪影響を与えるとの認識も示した。国内に比べ海外の販売価格が高いカセイソーダと塩化ビニール樹脂(PVC)は、今後3年間で海外販売比率を大幅に増やすことには否定的にみている。

 ■スター精密(7718) 16%高の2351円。18年2月期の営業利益計画を51億円から前期比64%増の59億円に上方修正した。工作機械事業は欧州や中国での自動車関連を中心に需要が好調、特機事業は米国市場向け中心に堅調で、売上高が想定を5%超上回ることが寄与する。

 ■三協立山(5932) 5.2%安の1597円。18年5月期の営業利益計画を43億円から前期比63%減の25億円に下方修正すると11日に発表。建材事業の売上高が減少、アルミ地金価格の上昇などによる利益減少も響く。

 ■わらべや日洋ホールディングス(2918) 10%安の2847円。3~11月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比3.6%減の39億3900万円。18年2月期の営業利益見通しを41億5000万円から37億円に下方修正、前期比は1.2%増から一転、9.7%減の見通しとなった。(ブルームバーグ)