11月の景気指数、2カ月連続改善 鉄鋼業好調、10年ぶり高水準

 内閣府が11日発表した2017年11月の景気動向指数(10年=100)は景気の現状を示す一致指数が前月比1.7ポイント上昇の118.1となり、2カ月連続で改善した。118.7だった07年10月以来、10年1カ月ぶりの高水準となった。鉄鋼業や海外向けのスマートフォン用半導体の生産、出荷が好調だった。

 基調判断は「改善を示している」で据え置いた。12年12月から続く景気拡大期間は60カ月に達したとみられる。一致指数を構成する指標のうち、鉱工業生産指数や投資財出荷指数などが改善要因となった。化学工業もプラスに寄与したほか、半導体製造装置の出荷も好調だった。北米向け自動車も伸びた。

 小売業の商業販売額は飲食料品が好調だったことに加え、気温が下がった影響で灯油やエアコンの販売も押し上げた。

 数カ月後の景気動向を示す先行指数は2.1ポイント上昇の108.6で、3カ月ぶりに改善した。