【マネー講座】《iDeCoに注目》(2)〈制度の有効活用〉投資信託の使い方 (1/4ページ)

 前回ご説明しましたが、確定拠出年金では、加入者自身が運用商品を選択し、その運用結果次第で将来受け取る金額が決まってきますので、「運用商品の選択」が重要です。今回は、個人型確定拠出年金(iDeCo)における投資信託の活用方法についてご説明します。(三菱UFJ信託銀行 正岡利之)

投資信託で分散投資を

 iDeCoの運用商品の中には、定期預金など元本が保証されたものと、投資信託のように価格の動くものとがあります。投資信託では投資家から集めたお金を一括して、株式や債券などの複数の銘柄に投資をしています。投資対象とする主なカテゴリーによって、日本株式、日本債券、外国株式、外国債券、不動産投資信託などに分類することができます。

 定期預金などは元本が保証されているのですが、中長期的に物価が上昇すると実質的な価値が目減りしてしまいます。投資信託は価格が動きますが、投資信託の中に保有している資産の価値が成長すれば、投資信託の価格も上昇することになります。

 投資というと、短期的に売り買いすることで値上がり益を目指すというイメージが強いと思いますが、本来の投資は、短期的な価格の上下に賭けるものではなく、会社や経済の成長を買うことに他なりません。ある程度の時間はかかりますが、時間を味方につけることで長期的な成長を享受できることが、iDeCoの強みです。

 なにかひとつのものに集中して投資していると、その投資対象自体の価値が増えていかないこともあり得ます。そこで成長する可能性が高まるようにするために、投資対象をひとつに集中するのではなく、分散して広く投資することが大切です。

まず「資産配分」を決める