【東京市場の注目銘柄】(12日)リンガーハット、6.2%安

 ≪人件費、物流費上昇響き営業減益≫

 ■リンガーハット(8200) 前日比6.2%安の2404円。2017年3~11月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比14%減の19億9100万円だった。長崎ちゃんぽんリンガーハット、とんかつ濱かつとも既存店が前年比プラスで推移し、全体の売上高は4.3%伸びたが、人手不足に伴う人件費、物流費の上昇が響いた。営業利益で前期比2.6%増の33億7000万円を見込む18年2月期計画に対する進捗(しんちょく)率は59%にとどまる。

 ■スシローグローバルホールディングス(3563) 3.1%高の4475円。みずほ証券は目標株価を4800円から5500円に上げた。人手不足を背景にファミリーレストランではメニュー変更頻度を減らす動きが出ている環境の下、月に複数回フェアメニューを変更することで魅力は高まっていると評価。今後3年間の売上高年平均成長率は7%とみる。

 ■イズミ(8273) 6.2%高の7160円。3~11月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比7.3%増の257億円。熊本地震被災による休業店舗の営業再開などで売上高が伸びたほか、前期の新設・増床店舗の通年稼働や今期の新設店舗の経費削減が寄与した。

 ■コスモス薬品(3349) 18%安の1万9010円。11月中間営業利益は前年同期比13%減の103億円。積極的な人員増強による売上高人件費比率の上昇などが影響。みずほ証券は、11月中間営業利益が同証券予想116億円を下回り、6~8月期より減益幅が拡大するなど、ネガティブだと指摘した。

 ■ビックカメラ(3048) 5.6%高の1764円。9~11月期(第1四半期)営業利益は前年同期比23%増の30億1500万円。SMBC日興証券は、同証券の18年8月通期予想に対する進捗や会社計画を上回っておりややポジティブと評価した。

 ■オリックス(8591) 2%高の2106円。SMBC日興証券は目標株価を1800円から2250円に上げた。株主還元強化を通じて中期計画目標の株主資本利益率(ROE)11%以上の達成も可能で、ディフェンシブ株から高クオリティー株へとシフトすると予想した。

 ■東急不動産ホールディングス(3289) 4.5%安の850円。ドイツ証券は投資判断を「ホールド」から「売り」に下げた。同証券の調査対象銘柄の中で東急不動産HDは直近の株価上昇により、最も割高と判断した。目標株価は640円。

 ■新電元工業(6844) 13%高の1万350円。東海東京調査センターは投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を6000円から1万1000円に上げた。月次受注は17年10月に前年同月比2.4%増、11月は11.6%増、12月は0.7%増で、18年3月期通期の増収計画0.6%は保守的とし、今期業績の上振れを予想した。

 ■大阪有機化学工業(4187) 300円(22%)高の1667円ストップ高。18年11月期の営業利益は前期比3.7%増の33億2700万円を予想、配当は1株32円と前期29円からの増配を見込む。(ブルームバーグ)