PSA、EVで米再進出へ 高度自動運転や全車種電動化を計画

 仏自動車大手グループPSAのタバレス最高経営責任者(CEO)は18日、米国市場に電気自動車(EV)を投入する計画を発表した。これに合わせ2025年までに全車種を電動化する。同社は1991年に米国市場から撤退して以来、数十年ぶりに米国市場に再進出することになる。

 同社の新戦略は、自動車市場の激変をにらみ策定された。同社は米国市場進出計画と、EV化計画を並行して進める構えだ。同社は現在、米国のドライバーを対象に市場調査を行っている。

 バッテリー式の車に対する顧客の反応の予想が難しいこともあり、完全EV、ハイブリッド車(HV)双方を市場に投入して、顧客に選択の機会を与えることを検討している。

 同社はそれぞれ20年か21年に車種の半数を、25年までに全車種を電動化し、23年までに自動運転レベル4(高度自動運転)の車を完成させる計画。自動運転レベル4では限定条件下でドライバーの応答不要で自動運転が可能だ。

 米市場への再進出は26年以前を想定している。どのブランドを投入するかは調査結果を踏まえて決める。グループ傘下のブランドであるDSの高級車モデルや、プジョー、シトロエン、オペルのモデルも候補として検討している。北米PSAのラリー・ドミニクCEOによれば、調査対象となった米国人の間ではプジョーが最も認知されており、オペルへの関心は低かったという。(ブルームバーグ David Welch)