米為替「合意に対応を」 発言相次ぎ麻生太郎財務相

麻生太郎副総理兼財務相=24日午後、国会(斎藤良雄撮影)
麻生太郎副総理兼財務相=24日午後、国会(斎藤良雄撮影)【拡大】

 麻生太郎財務相は26日午前の記者会見で、米政権の要人から為替相場を巡る発言が相次いでいることについて「貿易や国際競争力のために為替レートを目標としないことは20カ国・地域(G20)などの合意。それに適切に対応すべきだ」と述べた。

 為替をめぐっては、ムニューシン米財務長官が最近のドル安傾向を容認する立場を表明した。その後、トランプ米大統領がテレビのインタビューで「最終的には強いドルを望んでいる」と述べ、財務長官の発言を事実上修正していた。