NY株1175ドル安 リーマン・ショックを抜き下げ幅過去最大 (1/2ページ)

5日、ニューヨーク証券取引所で、取引終了後のトレーダー(ロイター=共同)
5日、ニューヨーク証券取引所で、取引終了後のトレーダー(ロイター=共同)【拡大】

 5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前週末比1175・21ドル安の2万4345・75ドルで取引を終えた。1日の下げ幅としては過去最大。リーマン・ショックを受け世界的に景気が悪化した2008年9月29日の下げ幅777ドルを超えた。

 株価下落が米国経済の変調につながれば、世界経済に悪影響を与えるのは必至だ。株高を政権運営のよりどころとしてきたトランプ米大統領にとっても大打撃となった。相場環境が変わった可能性があるとの見方が広がっている。

 前日比で665ドル下げた2日に続き、売り注文が加速。下げ幅は一時、1597ドルに達した。米メディアによると、取引時間中の下げ幅として過去最大となった。

 ダウ平均は1月?日に2万6616・71ドルと終値として過去最高値を更新したが、今回の急落で今年の上昇分が相殺された。コンピューターによる株式の高速取引が売り注文を加速させたとの見方がある。

 米株式市場はトランプ大統領による経済政策への期待感を背景に上昇基調を続け「トランプ相場」と呼ばれた。金融緩和が大量の資金を呼び込む環境の中で、物価が大きく上がらない「適温」状態が株高を支えてきた。

安全資産の米国債に買い戻し