世耕経済産業相「日本経済の基調悪くない」 閣僚、株安を注視 トレーダーは疲労困憊

一時1100円超下げを示す日経平均株価のモニター=6日午前、東京・東新橋
一時1100円超下げを示す日経平均株価のモニター=6日午前、東京・東新橋【拡大】

 世耕弘成経済産業相は6日午前の閣議後の記者会見で、5日の米ダウ工業株30種平均の急落に対し「市場動向を注視したい」と述べた。日本への影響に関しては「各企業の利益は過去最高水準で、日本経済の基調は決して悪くない」と強調した。

 世耕氏は、5日の東京市場の急落を含む株安は、米国の長期金利上昇が背景にあるとの見方を示した。茂木敏充経済再生担当相も記者会見で「日本経済はしっかりしている。もう少し状況を注視したい」と述べた。

 麻生太郎財務相は「市場動向についてどうのこうの言うつもりはない」と前置きした上で「企業の業績は悪くなっているのか。いや、良くなったんじゃないの」と、市場の反応に疑問を投げかけた。

 東京・丸の内の大和証券で機関投資家に対応する株式トレーダーが詰めているフロアでは、担当者が電話対応に追われた。大型モニターに映し出された東京市場の銘柄は売り一色。市場関係者は「朝から疲れ切った」と漏らした。