米株、強気相場の終わりか 行き過ぎの調整で10%程度下げ予想も (1/2ページ)

2日のニューヨーク証券取引所で、9年2カ月ぶりの下げ幅を記録したダウ工業株30種平均を示す株価ボード(AP)
2日のニューヨーク証券取引所で、9年2カ月ぶりの下げ幅を記録したダウ工業株30種平均を示す株価ボード(AP)【拡大】

 米株式相場はここ数年、下げても週末を挟んで落ち着きを取り戻してきた。しかし、今回はそうではなさそうだ。先週はインフレ進行の兆候と債券利回りの急上昇を受け、米国株は2年ぶりの大幅安に陥った。

 フランク・キャピタル・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ブライアン・フランク氏は「今回の長期的な強気相場では(下げても)一夜で戻す局面が再三あったが、4日夜(米東部時間)の米株価指数先物のわずかな下げはこれまでと一線を画す。株式だけではなく、債券、仮想通貨、国際市場が皆、一緒に動いている。幅広い動きと投資家の積極的なポジショニングから全体的な不安感が明らかになっている」と説明した。

 先週の相場急落について、アメリカン・センチュリー・インベストメンツのリッチ・ワイス最高投資責任者(CIO)は「8年に及ぶ強気相場の長いラリーの終わりを示唆している可能性がある」と言い、TDアメリトレードのチーフ市場ストラテジスト、ジョー・JJ・キナハン氏は「堅調な経済の裏付けである金利上昇を市場は先週の間中、非常に不安視していたし、それが売りの大きな理由だ」と説明した。

「10%程度の下げになるだろう」