ビットコイン、今年50回「分裂」 資金調達、ICOに取って代わるか (1/2ページ)

香港に設置されているビットコインATM(AP)
香港に設置されているビットコインATM(AP)【拡大】

 ビットコインゴッドは昨年12月に誕生した。今月はビットコインピザが配達された。ビットコインプライベートが生まれる日はまだ秘密だ。

 これらは皆、「フォーク」と呼ばれる分裂の結果だ。開発者がビットコインのソフトウエアのクローンを作り、新しい名前を付けることで新しいコインが生まれる。ビットコインの名前が浸透していることから仮想世界では本流と見なされる。

 オートノマス・リサーチのフィンテック戦略担当世界ディレクター、レックス・ソコリン氏によると、昨年は19程度のビットコイン「フォーク」が誕生したが、今年はさらに50も発生する可能性がある。

 プログラミングに関する初歩的な知識さえあればクローンを作れるフォークジェンというウェブサイトが現在稼働していることを考えると、もっと多いかもしれないという。ヘッジファンド運用者のアリ・ポール氏は、ビットコインとビットコインキャッシュの現在の価値の10%余りが新しいコインに移ると予想している。

 フォークはビットコインを改善することが目的である場合もあるが、コインオミのジョージ・キミオニス最高経営責任者(CEO)は「このところのプロジェクトの多くは金もうけが目的になっている」と話す。フォークを行った開発者は新コインが手に入るからだ。コインオミはビットコイン保有者が新コインを集めるための財布を提供する。

新興企業の資金調達手段としてICOに取って代わる