6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、過去最大の下げ幅を記録した前日の水準から急反発し、前日比567.02ドル高の2万4912.77ドルで取引を終えた。上げ幅は2015年8月下旬以来、約2年5カ月ぶりの大きさだった。
ダウ平均が上昇するのは3営業日ぶり。前日までの2営業日で計1840ドル下落し、割安感が出た銘柄を買い戻す動きが膨らんだ。
この日は取引開始直後に567ドル安まで急落した後に大きく上昇するなど乱高下し、1日の値幅は1167ドルに達した。市場は不安定化しており、ダウ平均が上昇基調に戻るかは見通せない。
朝方はリスクを避けるための売り注文が優勢だったが、その後は大きく値下がりしていた銘柄に買いが入った。世界的に実体経済が好調なことも改めて意識され、消費関連やハイテク関連の銘柄も値を伸ばした。(共同)