米株急落、犯人は機械? 「クオンツ取引」で売り注文が殺到 (1/2ページ)

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 5日の米株式相場を急落させたのは、定量分析を用いる「クオンツ取引」のアルゴリズムや売りプログラムなどの“機械”が犯人とする見方が市場関係者らの間に浮上している。人間業とは思えない速いペースで売り注文が殺到したためだ。

 米調査会社エバコアISIのポートフォリオ戦略責任者、デニス・ディバッシャー氏は「同日の取引のうち20分程度の下げはフラッシュクラッシュ(瞬間暴落)と呼んでもよい」と述べ、2010年5月に起きた下げ相場と同じ要素を備えていると分析する。

 フラッシュクラッシュとは数分間で株価が1000ドル近く急落する現象だ。この上で「買い手不在が相場急落の原因」との見方を示した。

 資産管理会社ウリン・アンド・カンパニー・ウエルス・マネジメントのジョン・ウリン氏は、相場急落について「マクロ的な出来事や近くの非常口に人々が殺到したというよりも、アルゴリズムや高頻度のクオンツ取引によるものだろう」と語った。

 今回の株価急落の原因は明らかにならないかもしれない。10年5月6日にダウ工業株30種平均が1000ポイント近く下げたフラッシュクラッシュの原因も解明されていない。ただ当時と異なり、今回は過去10年の電子市場の進展で人気を博したクオンツ戦略の自動売買に注目が集まる。

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