AI活用で縁結び 埼玉県、少子化対策で事業予算計上

 埼玉県が結婚を希望する未婚者の出会いの機会を創出するため、人工知能(AI)を活用したマッチング事業に乗り出すことが7日、分かった。市町村や企業、NPO法人などで構成する協議会を立ち上げ、県内全域で結婚支援事業を展開する。AIを使って最適な相手を紹介し、結婚を後押しすることで少子化の解消につなげる。平成30年度予算案に関連経費を計上する。

 これまで県は商工会議所やNPO法人などが主催する婚活イベントや職場の交流事業を展開する企業などに補助金を出し、未婚者の結婚を後押ししてきた。30年度の新規事業として、AIを活用したマッチングシステムを開発し、自分に合った相手を紹介する結婚支援事業を始める。まずは63市町村の少子化対策担当や婚活支援企業、県内に事業所や工場がある企業、NPO法人などと協議会を立ち上げる。さまざまな企業や団体に参加してもらうことで、マッチングシステムへの登録者数を増やし、結婚支援事業を県内全域で展開できる規模に育て上げる。

 27年の国勢調査では30~34歳の男性の2人に1人、女性の3人に1人が未婚で、未婚率は年々上昇しており、県内でも少子高齢化が懸念されている。県はAIを活用したマッチングシステムの導入で、未婚者の出会いをサポートし、少子化に歯止めをかけたい考えだ。