テスラ車、宇宙へ スペースX、調達に弾み 新ロケット「ファルコンヘビー」打ち上げ成功 (1/2ページ)

6日、米フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから打ち上げられた大型ロケット「ファルコンヘビー」(AP)
6日、米フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから打ち上げられた大型ロケット「ファルコンヘビー」(AP)【拡大】

 米宇宙ベンチャーのスペースXは6日、積載能力が世界最大の新型ロケット「ファルコンヘビー」の試験打ち上げに初めて成功した。顧客基盤の拡大やイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が掲げる他惑星移住のビジョン実現に向けた資金調達を目指す中、大きな節目となる。

 ネット中継に230万人

 ファルコンヘビーは現地時間6日午後3時45分(日本時間7日午前5時45分)過ぎ、フロリダ州のケネディ宇宙センターで、大勢の観客に見守られながら発射された。打ち上げの様子を伝えるインターネット中継は、同時視聴者数が動画投稿サイト「ユーチューブ」史上2番目に多い230万人超に達した。

 マスク氏は打ち上げ後の記者会見で「夢のようだ。とっぴなアイデアも実現できるということだ」と喜びを爆発させた。

 ファルコンヘビーは再利用可能な大型ロケットでブースター3機とエンジン27機を備える。米航空防衛機器大手ボーイングと同業ロッキード・マーチンの合弁会社、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のロケット「デルタIVへビー」と競合するが、ファルコンヘビーの推力は約2270トンと、1960年代後半から70年代前半にかけてアポロ計画に使われたロケット「サターンV」以降で最大だ。

 大型商業衛星や国家安全保障関連ミッションなど、スペースXのロケット「ファルコン9」よりも重い積載物の受注を目指すことが可能になる。

「民間企業があらゆる国の政府を追い抜いた」