コインチェック 580億円NEM不正出金 換金可能も多すぎる窃盗額 (1/2ページ)

 日本の仮想通貨取引所、コインチェックにハッカーが1月26日朝に侵入し、580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)を不正に出金した。このコインはどこへ行ったのだろうか。このマネーをうまくロンダリング(洗浄)できるだろうか。これを防ぐため、あるいはコインを盗まれないようにするにはどうしたらよいか。

 次の問いと答えを参考にしよう。

 Q 盗まれたコインはどこへ行ったのか

 A 仮想通貨取引は公開されているので、盗まれたNEMがどこへ行ったかを知るのは容易だ。コインチェックは5億2300万XEM(XEMはNEMの取引単位)が送られた11のアドレスを特定し公表した。これらの口座の持ち主は分からないが、アカウントにcoincheck_stolen_funds_do_not_accept_trades:owner_of_this_account_is_hackerというタグが付けられた。NEMの開発者らは、盗まれたコインを取引所が自動的に拒否するツールを作成した。

 Q ハッカーは盗んだ仮想通貨を換金できないのか

 A 必ずしもそうではない。シェープシフトなどの「タンブラー」と呼ばれるサービスは個人データを収集しない仮想通貨取引を提供している。例えば、NEMをモネロなど他の仮想通貨に交換してしまえばかなり洗浄できる。ただ、窃盗額の大きさがネックだ。また、シェープシフトでは1月29日付でNEMが取引不能にされた。

仮想通貨を盗まれないために個人で何ができるか