ソフトバンク、スイス再保険の株取得で交渉 最大3分の1購入

 ソフトバンクグループが、再保険業界大手スイス再保険の株式最大3分の1を購入する方向で協議に入ったことが関係者の話で分かった。取得額は100億ドル(約1兆1000億円)以上に上る可能性がある。スイス再保険は7日発表した声明でソフトバンクと交渉していることを認めた上で、協議は極めて初期の段階にあると説明した。

 株取得が実現すればソフトバンクの孫正義社長は、再保険ビジネスからの健全なキャッシュフローで巨大複合企業を強化するウォーレン・バフェット氏など財界の大立者の足跡をたどることになる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、ソフトバンクは出資先の米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの運転手やシェアハウス運営大手ウィーワークのオフィススペースの利用者を含む消費者に、スイス再保険の保険商品を直接販売することを目指す可能性があるという。

 スイス再保険は7日の発表文で「何らかの取引で合意するかどうかや取引条件、時期、形式は不確実だ」とした。(ブルームバーグ Giles Turner、Neil Callanan)