北海ブレントが1バレル80ドルに ヘッジファンド、在庫減少で上昇予想

 石油に重点を置く世界最大級のヘッジファンド、BBLコモディティーズは、北海ブレント原油価格が今年、1バレル当たり80ドルに上昇すると予想している。石油輸出国機構(OPEC)と一部産油国による減産により、在庫が急速に落ち込むためと説明する。

 BBLコモディティーズの創業者、ジョナサン・ゴールドバーグ氏はインタビューで「原油市場は短期的な在庫バッファーをかなり過大評価していると思う」と指摘。「過去5年間の需要の伸びを考慮すれば、フォワードカバーの指標としての在庫は特に低水準となっている」との見方を示した。

 ゴールドバーグ氏は、原油在庫の減少によりブレント原油が現行水準の68.50ドルから約15%上昇し80ドル前後に達すると予測。スポット価格の方が期先物よりも高い「逆ざや」と呼ばれる市場構造で、スポット価格のプレミアムは今後さらに拡大するとみている。

 逆ざやとなっているブレント原油市場では、スポット価格と6カ月先物との価格差は1バレル当たり1.60ドルと、昨年8月時点のマイナス49セントから拡大している。

 運用資産約6億ドル(約660億円)のBBLコモディティーズは、石油に重点を置く数少ないヘッジファンドの一つ。昨年のリターンはプラス約2%だった。(ブルームバーグ Javier Blas)