EU離脱考え“しょんぼり” ロンドンのバンカーら危機後で最も悲観的

ロンドンの新金融街、カナリー・ワーフ(ブルームバーグ)
ロンドンの新金融街、カナリー・ワーフ(ブルームバーグ)【拡大】

 ロンドンのバンカーらのセンチメントは2008年の金融危機以降で最も悲観的になっている-。英産業連盟(CBI)がこのほどまとめた調査でこんな実態が浮かび上がった。

 CBIは92の金融サービス企業を対象に17年10~12月に調査を実施した。調査によると、銀行業界のセンチメント悪化を示した。悪化は過去8四半期で7四半期目。ほぼ3分の1が金融市場環境は向こう6カ月に悪化するとの見通しを明らかにした。

 CBIのチーフエコノミスト、レイン・ニュートンスミス氏は「楽観度は2年にわたり低下が続いた。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明の悪影響を指摘する声はほぼ一致していた」と指摘した。

 事業環境について前四半期より楽観的との回答は13%にとどまり、35%では楽観度が後退。9割が世界の金融センター、ロンドンの地位に対する最大の脅威は英EU離脱だと回答した。(ブルームバーグ Gavin Finch)