高級車需要が市場を牽引 中国、1月乗用車販売7.1%増

 全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が9日発表した1月の中国の乗用車販売台数は、高級車需要の好調が下支えし、前年同月比7.1%増の227万台と増勢を維持した。

 販売台数は乗用車とスポーツ用多目的車(SUV)、多目的自動車(MPV)の合計。SUVは16.5%増の103万台と、セグメント別で最も大きく伸びた。

 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)傘下アウディと中国の第一汽車集団の合弁会社は73%増の6万688台を販売。独ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツはSUVが牽引(けんいん)する形で16.4%増の6万8425台だった。

 サンフォード・C・バーンスタインの自動車アナリスト、ロビン・チュー氏(香港在勤)は7日付のリポートで、「好調なマクロ経済および消費者マインドの改善を追い風に、2018年も高級車セグメントを中心に乗用車販売は堅調に推移する」と見通した。ファミリー層の買い替え需要を背景に高級車の需要は高まり、中国の乗用車販売は今年4%の伸びを示すと予想した。

 チュー氏は一方で、「排ガス規制などへの対応コストや電気自動車(EV)開発に関わる多額の投資などにより収益が圧迫されるだろう」と指摘した。

 乗連会の崔東樹秘書長は1月の統計発表前に、「今年から小型車の自動車取得税を引き上げたことが大衆向けセダンの売り上げに響いている」とメッセージサービス「微信(ウィーチャット)」に投稿した。

 税制優遇措置縮小や全国的な雪の影響でショールームから客足が遠のいたことから、1月のディーラー在庫は7カ月ぶりの高水準に上昇した。(ブルームバーグ Yan Zhang)