NY株続伸、410ドル高 割安感から買い戻し

 週明け12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅に続伸し、前週末比410・37ドル高の2万4601・27ドルで取引を終えた。前週に急落した後、割安感が出た銘柄が引き続き買い戻された。欧州の主要株式指数が上昇したことも買い安心感を誘った。

 この日の上げ幅は一時、574ドルに達した。1日の値幅は474ドルで、今月2日に相場の乱高下が始まってから初めて500ドルを下回った。投資家の不安心理の大きさを示すとされる「恐怖指数(VIX)」も低下傾向を示した。

 ただ、市場には米長期金利の上昇が景気に悪影響を与えることへの警戒感も根強く、引けにかけて上げ幅を縮小した。

 個別銘柄では、電子機器のアップルや航空宇宙機器のボーイングの上昇が目立った。(共同)