10~12月期GDP 年率0・5%増 8四半期連続プラス成長、内需が堅調 (1/2ページ)

 内閣府が14日発表した昨年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・1%増、年率換算では0・5%増となり、8四半期連続のプラス成長を記録した。

 プラスが8四半期(2年間)続いたのは、1986年4~6月期から89年1~3月期まで12四半期連続となったバブル期以来約28年ぶり。堅調な輸出や設備投資に支えられ、景気回復が長期にわたり続いていることが示された。

 成長率は昨年7~9月期の年率2・2%からは鈍化した。

 内訳は、個人消費が前期比0・5%増、設備投資は0・7%増、公共投資は0・5%減だった。輸出は2・4%増となり、輸入は2・9%増だった。

 景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・03%減、年率では0・1%減となった。

 2017年の実質GDPは前年比1・6%増で、6年連続のプラス成長となった。名目GDPは1・4%増の546兆円となり、過去最大を更新した。

 昨年10~12月期の実質GDPは8四半期連続で増加し、緩やかな景気回復が続いていることを裏付けた。だが金融緩和の恩恵に頼った今の日本経済は、内部にもろさを抱える。世界的な株安など金融市場の変調をきっかけに、景気の安定が揺らぐリスクを警戒する必要がある。