原油余剰生産能力100万バレル 米パーミアン盆地“第2のサウジ”に

 サウジ国営石油サウジアラムコの油層管理の元責任者で現在、コンサルティング会社クオンタム・レザボア・インパクト(ヒューストン)の最高経営責任者(CEO)を務めるナンセン・サレリ氏は13日までにインタビューに応じ、米テキサス州とニューメキシコ州にまたがる南部パーミアン盆地の原油余剰生産能力が最大100万バレルに上るとの見方を示した。

 サレリ氏は、パーミアン盆地の石油生産会社の遊休状態の生産能力が少なくとも日量計50万バレルと指摘。ブルームバーグのまとめによれば、サウジの余剰生産能力は日量約150万バレル。

 テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地は米国のシェールオイル生産の原動力。同盆地での増産などにより、米国の原油生産は昨年11月に約40年ぶりに日量1000万バレルを超えた。米エクソンモービルは同盆地での生産を2025年までに3倍に増やすため数十億ドルを投資している。同盆地での生産コストは1バレル当たり15ドル程度。

 サレリ氏は「数十年にわたり、余剰生産能力を持っていたのは1つの国、1つの企業であり、それは、サウジでありサウジアラムコだった。現在ではパーミアン盆地が類似した状況だ」と述べた。(ブルームバーグ Wael Mahdi)