ビットコイン900ドルに下落も ドットコム・バブルの経験則

 ブルームバーグ・インテリジェンスのコモディティー・ストラテジスト、マイク・マクグローン氏はインタビューに応じ、昨年12月に2万ドル(約217万円)近くの過去最高値を記録後、5割以上下落したビットコインについて、ドットコム・バブル期の経験則を当てはめた場合、供給が持続不可能なほど増加する環境ではさらに90%下落する可能性があるとの分析を明らかにした。アマゾン・コム株とナスダック総合指数が2000年にかけて目を見張るように上昇した後、下落した経験則に当てはめれば、ビットコインは900ドルに値下がりする可能性があるという。

 マクグローン氏は「研究を重ねるほど、私は一層弱気になる。1990年代後半のインターネット企業の動きに極めて似ている」と語った。

 ビットコインの考案者らは、供給を2100万コインに制限することを意図していたが、「フォーク」と呼ばれる分裂で、本来のブロックチェーンを基にすると既に5000万コイン余りが存在している。また、ビットコインのクローンが無限に誕生する状況にも歯止めがかかっておらず、売買可能な仮想通貨の数は過去1年で120%増えた。

 マクグローン氏は「放物線状に増加する供給が、仮想通貨の市場価格の上昇を主に制限する要因だ。取引開始以降の価格の平均で、2017年初めの水準である900ドルに向かわせる強力な重力がある」と指摘した。(ブルームバーグ Eddie van der Walt)