中国海外旅行、最多650万人 日本は渡航先2位

長崎港に入港したクルーズ船から下りた中国人ツアー客ら=1月、長崎市
長崎港に入港したクルーズ船から下りた中国人ツアー客ら=1月、長崎市【拡大】

 中国のオンライン旅行大手、携程旅行網(シートリップ)などは、15日から始まる春節(旧正月)の大型連休前後に海外に旅行する中国人が前年同時期より約6%多い、延べ650万人に達すると予測している。過去最多を更新する見通し。日本は渡航先人気ランキングで前年と同じ2位につけた。

 渡航先1位は前年に続いてタイだった。シートリップは「冬の寒さから逃れたい人はタイを、雪景色を楽しみたい人は日本を選択することが一つのスタイルになっている」と分析している。

 3位はシンガポール、4位はベトナムと続いた。また、旅慣れた人が増えてきたことで、渡航先の多様化も進んでいる。南極旅行は平均予算が16万元(約270万円)に達するものの、旅行客は前年から倍増する見込みだ。

 一方、かつては旅行先として人気のあった韓国はトップ10から外れた。外交関係の悪化により中国当局が団体旅行を制限しているためだ。蔡英文政権の発足以降、関係が冷え込んでいる台湾への旅行客も低迷したまま。

 訪日旅行ブームが続いているのは、最近の対日外交関係がほかの近隣の国・地域と比べると、相対的に安定していることも背景にありそうだ。(北京 共同)