移民法可決のめど立たず 米上院議員ら譲歩案で苦戦

 米共和党のマコネル上院院内総務は、週内に移民法案を取りまとめたい意向を表明した。ただ、共和、民主両党の譲歩案に取り組む上院議員らは、これまでの提案で可決に十分な票を確保できているものはないと述べている。

 民主党のマーフィー上院議員(コネティカット州)は「現在ある法案のうち(上院での可決に必要な)60票を確保できるものがあるのか分からない」と発言。民主党は不法移民を強制送還から保護する代わりに合法移民を削減することを求めるトランプ大統領の案を支持したくないと説明。「親族の呼び寄せによる移民を配偶者と未成年の子に限定することについてホワイトハウスと共和党議員が譲歩していない状況からみて、どんな内容で可決できるか全く分からない」と付け加えた。共和党のグラム上院議員(サウスカロライナ州)は、上院で可決できる法案の内容について質問された際に「分からない」と語った。

 幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」を強制送還から保護したい考えでは与野党は一致しているが、その方法については合意できていない。(ブルームバーグ Laura Litvan、Sahil Kapur)