東証、午前は小幅反発 米株価上昇を好感

 23日午前の東京株式市場は、前日に米株式市場でダウ工業株30種平均が上昇したことを好感し、日経平均株価(225種)は小幅に反発した。

 午前終値は、前日終値比77円87銭高の2万1814円31銭。東証株価指数(TOPIX)は8・61ポイント高の1754・78。

 前日のニューヨーク株式市場では米長期金利の低下が安心感につながり、割安感の出た銘柄が買い戻された。ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。東京市場もこの流れを引き継いだ。

 投資家の不安心理の大きさを示す「恐怖指数(VIX)」の低下も警戒感を和らげた。ただ、外国為替市場で円高が進行し、1ドル=106円台後半で取引されていることが響き、平均株価は伸び悩んだ。

 大手証券のアナリストは「為替相場の動きを注視しながらの展開だ」と指摘した。