【東京市場の注目銘柄】(1日)太平洋セメント 4.4%安

 ≪国内・海外の販売低迷を嫌気≫

 【セメント関連銘柄】 太平洋セメント(5233)が前日比4.4%安の3825円、住友大阪セメント(5232)が1.2%安の489円、宇部興産(4208)が2.2%安の3285円など。セメント協会がまとめた1月のセメント需給実績は国内販売が前年同月比5.7%減の284万トン、輸出販売も12%減で4カ月連続の前年割れだった。生産は4%減と2カ月連続で前年水準を下回った。SMBC日興証券は、国内販売は2016年11月からプラスに転じ、前年の水準を上回るハードルが上がっているほか、天候不良の影響があったと推測した。

 【非鉄金属関連銘柄】 住友金属鉱山(5713)が4.4%安の4812円、三井金属(5706)が2.6%安の5250円など。2月28日のニューヨーク銅先物は1.7%安と下げ、終値ベースで3週間ぶりの下落率だった。

 ■ツバキ・ナカシマ(6464) 5.2%安の2964円。中国の工場で生産した製品を奈良県の葛城工場製品として出荷、出荷関連データの書き換えを行っていた。業績への影響は不明で、見通しが判明した時点で速やかに公表する予定。

 ■TOA(6809) 3.9%高の1478円。東海東京調査センターは投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1050円から2000円に上げた。インバウンド需要によるホテル向け非常用放送設備や東京五輪に向けた減災・防災需要の増大を考慮した。

 ■日本航空(9201) 4.4%高の4267円。グループ中期経営計画を更新、売上高2兆円、営業利益2500億円、時価総額3兆円の実現を掲げた。モルガン・スタンレーMUFG証券は、18年度ガイダンス(予想)の見た目は迫力不足だが、過度に保守的な営業ガイダンスリスクが後退した点で印象は良いとした。

 ■電通(4324) 3%安の4795円。野村証券は目標株価を5400円から4700円に下げた。業績のボトムは17年12月期とみていたが、予想以上に労働環境改革と企業基盤整理に費用が投下される18年12月期になりそうと指摘した。

 ■スタートトゥディ(3092) 1.3%高の2820円。野村証券は投資判断を「買い」、目標株価を4100円で調査を開始。同証券は22年3月期までの営業利益は年率22%成長を見込む。

 ■エイチ・アイ・エス(9603) 5.8%安の3750円。17年11月~18年1月期(第1四半期)営業利益は前年同期比60%増の40億7800万円。野村証券は、同証券予想を上回ったが、18年2~4月期は、新規に連結化したMiki Holdingsが閑散期に入るほか、新規事業に対する投資を計画通り進めることから、収益性の悪化に留意が必要とした。

 ■ジェイテックコーポレーション(3446) 東証マザーズ上場2日目の1日、公開価格2250円の4.3倍となる9700円の初値が付いた。大型放射光施設「SPring-8(スプリングエイト)」などで作られる放射光X線を回折限界まで集める高精度X線ミラーを製造、販売する。終値は1万1190円。(ブルームバーグ)