東証、一時600円超安 通商摩擦の激化警戒、取引開始直後から売り優勢

下げ幅が一時500円を超えた日経平均株価を示すモニター=2日午前、東京・東新橋
下げ幅が一時500円を超えた日経平均株価を示すモニター=2日午前、東京・東新橋【拡大】

 2日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅に続落し、ほぼ全面安の展開になった。下げ幅は一時600円を超え、約2週間ぶりの安値を付けた。トランプ米大統領が鉄鋼などの輸入制限を発動する方針を示し、中国など主要な生産国との通商摩擦が激化すると警戒された。1日の米株安や円高も投資家心理を冷やした。

 午前9時15分現在は前日終値比479円83銭安の2万1244円64銭。東証株価指数(TOPIX)は29.38ポイント安の1710.82。

 1日の米国市場はトランプ氏の貿易政策を嫌った売り注文が膨らみ、ダウ工業株30種平均は前日比420ドル安と大きく下げた。東京市場でも取引開始直後から売り優勢で推移した。

 業績への悪影響が意識され新日鉄住金、JFEホールディングスの鉄鋼株が下げた。東京外国為替市場は円高ドル安に振れ、日本企業の海外事業の収益が円換算で縮小するとの見方から製造業の銘柄は幅広く売られた。

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