ピックアップトラック減少 2月米自動車販売、鈍化の兆し

 自動車各社が発表した2月の米自動車販売は、ゼネラル・モーターズ(GM)とフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)でピックアップトラックが大きく落ち込んだ。利益率の高いこのセグメントは米自動車市場が縮小する中でも健闘していたが、ここにきて先行きが不透明になってきた。

 販売台数はGMで6.9%減(アナリスト予想は4.5%減)、FCAで1.4%減(同11%減)となった。

 FCAの「ラム」、GMの「シボレー・シルバラード」および「GMCシエラ」のピックアップトラック3種は、いずれも15%以上の減少だった。

 フォード・モーターは、ピックアップで最も売れ筋の「Fシリーズ」がトレンドに逆らい小幅増加したが、全社では6.8%減と市場予想(6%減)より悪かった。

 米調査会社オートデータによれば、業界全体の販売台数は季節調整済みで年率換算1708万台と、前年同月(1750万台)を2.4%下回った。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想の平均は1690万台だった。

 日本勢では日産自動車が4.3%減と、やはりアナリスト予想に届かなかった。ピックアップトラックの「タイタン」は26%増となったが、これは日産の製品ラインアップに占める割合も、全体のピックアップ市場に占める割合も依然低いモデルだ。セダンの「アルティマ」は26%減少した。(ブルームバーグ Jamie Butters)