太眉ブーム陰り、日本株に変化も 2月に新局面 「景気サイクルと同じ流行周期」 (1/2ページ)

2月11日、ニューヨーク・ファッションウイークへの出演を控えメーキャップ中の女性モデル(AP)
2月11日、ニューヨーク・ファッションウイークへの出演を控えメーキャップ中の女性モデル(AP)【拡大】

 オードリー・ヘプバーン、安室奈美恵。女性ファッションリーダーの眉はその時代の世相を映し、株式市場では「太眉」流行時に株高のアノマリー(理論的根拠のない経験則)がある。2013年からの明るく短いナチュラル太眉の人気に陰りが見え始め、順調な上昇を続けた日本株にも変化が生じる可能性が出てきた。

 今は移行期の眉山

 資生堂ビューティークリエイションセンターの鈴木節子トップヘアメイクアップアーティストは、「世の中に流れている空気や時代感の変化に女性はとても敏感」で、化粧の中で眉は「重要なパーツ。鼻は変えられないが、眉は最も変えやすい。太いと『エネルギッシュ』、細いと『か弱さ』など形や太さで表情や感情、年齢まで操作できる」と言う。

 最近の太眉ブームは「3、4年続いていたので、メーキャップの中で大きなブームといえるものだった。16年終わりからは終息傾向となり、今は太眉ブームの真っただ中ではもう既にない」と鈴木氏は分析。大きな流行と流行の間には必ず移行期があり、「その時にはニュートラルに戻るということが多い。今は太さではない。眉山を作っている眉が見られ始め、それが新しい兆候」と指摘した。

 資生堂によると、女性の眉メークは1950年代の戦後復興期や80年代初・中期、80年代後期からのバブル経済期などで太眉が流行した。当時の日本株に目を移すと、日経平均株価は80年代中頃から上昇基調を強め、89年末に史上最高値(3万8915円、終値)を記録。直近の「ナチュ太眉」ブームはアベノミクス相場とも重なり、5年間で2.2倍になった。

金利上昇で新局面