【東京市場の注目銘柄】(5日)三井金属、7.3%安

 ≪極薄銅箔以外の減益要因多く≫

 ■三井金属(5706) 前週末比7.3%安の4670円。SMBC日興証券は、2019年3月期は極薄銅箔(MT)以外の減益要因が従来考えていたより多く、業績モメンタム(勢い)が鈍化すると予想。亜鉛製錬事業では18年3月期に膨らんだ在庫評価益がなくなるほか、亜鉛TC(製錬費)は前期比25%カットを前提とし、収益性低下のリスクがあるとした。目標株価は7550円から7000円に下げた。

 ■UACJ(5741) 5.7%安の2422円。モルガン・スタンレーMUFG証券は業績予想を減額し、目標株価を3100円から2500円へ下げた。低調な稼働率に製品ミックスの悪化が加わり、タイ工場の黒字化への不透明感が強まると分析した。

 ■京セラ(6971) 2.7%安の5905円。大和証券は、18年3月期と来期の営業利益予想を減額した。ソーラー事業は18年1~3月期に価格低下が進み、さらに厳しくなると予測。好調だった部品事業も、ハイエンドスマートフォン向けが調整局面に入る、と慎重な見方を示す。目標株価を1万円から7200円に下げた。

 ■オカダアイヨン(6294) 15%安の1390円。公募による新株発行、売り出しなどで最大17億円を調達。発行済み株式総数は最大16%増え、1株価値の希薄化が嫌気された。調達資金は短期借入金返済や設備投資に充当する。

 ■ファーストリテイリング(9983) 2.3%高の4万1920円。2月の国内ユニクロの既存店売上高は前年同月比5.1%増。野村証券は、2月はヒートテック増産で冬物需要に対応し売り上げモメンタムが好転したとみる。

 ■アインホールディングス(9627) 7.4%高の7700円。17年5月~18年1月期(3四半期累計)経常利益は前年同期比47%増の148億円。野村証券は17年11月~18年1月期は低採算店舗の閉店効果、新宿東口店黒字化など物販での新店好調で30%増益、調剤技術料の獲得も始め、堅調な進捗(しんちょく)を確認できたと評価した。

 ■カカクコム(2371) 2.4%高の1887円。野村証券は、19年3月期と再来期の売上高予想を増額した。「価格.com」の復調、食べログの店舗課金売り上げの再加速、高速バス価格比較サービスなどの新興メディア「LCL」の新規連結に期待が持てるとしている。

 ■マクニカ・富士エレホールディングス(3132) 18%安の2318円。公募による新株発行、自社株処分などで最大約225億円を調達する。発行済み株式総数は最大6.8%増えるため、1株価値の希薄化が嫌気された。調達資金は運転資金に充てる。

 ■SERIOホールディングス(6567) 東証マザーズ上場2日目の5日に形成された初値は4100円と公開価格1780円に対し2.3倍となった。16年6月の設立で本社は大阪市北区。人材派遣サービスの就労支援事業を中心に、自治体や学校法人との契約で学童クラブを運営する放課後事業なども展開する。終値は3400円とストップ安。(ブルームバーグ)